ライター採用時に、ポートフォリオなどのサンプル記事を確認することは大切です。
しかし、具体的にどのポイントを確認すればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、ポートフォリオの確認の仕方を細かく紹介していきますので参考にしてください。
また、記事の後半で、ポートフォリオの確認用チェックリストのスプレッドシートを公開していますので活用してください。
ポートフォリオは本来、自己PRや経歴などが記載されているものですが、Webライターの場合「ポートフォリオ=ライターが執筆した記事」であることが多いです。
自己PRや経歴などは、応募するときに別で記載するので、ポートフォリオにまとめる必要はありません。
ここでポートフォリオという言葉を使いますが、実質的にはライターが執筆した記事(サンプル記事)として認識してください。
ポートフォリオの確認|1.文章について
ポートフォリオの文章について、細かく確認していきましょう。
魅力的な記事タイトルになっている | |
文章構成がわかりやすい | |
わかりやすい文章で書けている | |
同じ文末表現が繰り返されていない | |
表記に乱れがない(例:子供、子どもの混同) | |
難しい漢字はひらがなにしている | |
助長表現がない | |
誤字脱字がない | |
記事の装飾が見やすい |
「魅力的」や「わかりやすい」などは、どうしても主観的な印象になってしまいますが、前提知識がない一般的な読者になったつもりで、確認してみましょう。
読者目線になってみると、
「このタイトル気になるな」
「ここの文章は少しわかりにくい」
などの印象をもてるので、その直感を大切にしましょう。
また、依頼者に見せる前提のポートフォリオなので、完璧な状態にしているはずですが、文章のミスや違和感がないかも確認しておきましょう。
ポートフォリオの確認|2.情報の正しさ
ポートフォリオ内の情報が正しいかどうか確認してください。
記載されている情報が正しい | |
テキスト引用などが正しくされている | |
画像引用が正しくされている |
記事内に専門的な情報を記載するときは、引用を使います。
その引用が正しくされているかどうか確認しましょう。
引用するときの表記方法に厳密な決まりがあるわけではないのですが、
- ひと目で引用とわかるように表記されているか
- 引用元は明確になっているか
- 引用元のURLは正しいか
確認してください。
ポートフォリオの確認|3.画像について
ライターに画像選定なども依頼する場合は、ポートフォリオ内で使われている画像についても確認しましょう。
適切に画像を配置している | |
興味をひくアイキャッチになっている | |
画像サイズが統一されている | |
画像の雰囲気が統一されている |
記事のメインは文章ですが、画像から受ける印象も大きいものです。
その画像が適切に配置されているか確認してください。
画像サイズは記事全体のレイアウトに関わるため重要です。
とくに横幅が統一されているか確認しましょう。
また、画像の雰囲気を統一させることも重要です。
かわいいイラスト画像を使っていながら、実写の画像を使っていると全体的な雰囲気が崩れてしまいます。
ポートフォリオの確認|4.SEO対策について
基本的なSEO対策が施されているか確認してください。
キーワードが違和感なく使われている | |
サブキーワードも使われている | |
見出しにキーワードが使われている | |
検索上位に表示されている |
正しくSEO対策がされていれば、事前にキーワードを知らなくても、記事を読んでいれば何がメインキーワードで、何がサブキーワードなのか、はっきりとわかります。
記事タイトルや見出し、本文中に違和感なくキーワードが使われているか確認しましょう。
もし、キーワードがわかりにくい場合は、もしかしたらSEO対策がうまく施されていないかもしれません。
ライターの実力が明確になる部分なので、細かく確認しておきましょう。
また、ポートフォリオの記事が実際に公開されているものであれば、キーワードで検索して上位に表示されているかの確認もしておきましょう。
ポートフォリオの確認|5.その他
最後に、以下のポイントについても確認してください。
ライター本人が執筆したものか確認する | |
サンプルの種類によって大きな差がない | |
自社メディアの雰囲気に合っている |
残念ながら稀にあるケースですが、ポートフォリオの記事がライター自身で執筆したものでない場合があります。
業務を進めていけば、実力が伴っていないことが発覚しますが、できるだけ採用前に見抜きたいものです。
おすすめの方法はコピペチェックです。
もし、公開されている記事をそのままポートフォリオにしたのであれば、コピペチェックで発覚します。
その他にも、似た文章が公開されていないか確認しておきましょう。
関連記事 → おすすめのコピペチェックツール
また、ポートフォリオの記事全体を通して、文章表現などが自社メディアの雰囲気に合っているかも確認してください。
まとめ
ポートフォリオでチェックすべきポイントを確認できたでしょうか。
細かい部分まで確認し、自社メディアとの相性を判断しましょう。
今回紹介した確認事項をスプレッドシートにまとめました。
チェックリストとしてご活用ください。