記事作成代行では、外注ライターと関わることも多いでしょう。
しかし、社員とは違い毎日関わるわけではありませんし、基本はテキストコミュニケーションなので、どのように関わればいいのか迷ってしまいませんか?
ここでは、ライターとの関わり方で大切にしたいことをいくつか紹介していきますので参考にしてください。
1.対等な立場でライターと関わる
外注ライターと会社との関係で問題になりやすいことが、ライターの扱い方です。
外注ライターが会社の下請けのような立場で扱われてしまい、それがトラブルの原因になってしまいます。
下請けのような立場ではなく、きちんと対等な立場でライターと関わるようにしてください。
会社は記事作成を依頼している立場ですが、ライターがいなければ自社のコンテンツを増やすことができません。
ライターは報酬を得て、自社はコンテンツを得るWin-Winの対等な関係であると意識しておくことが大切です。
高圧的な態度や適当な態度で接しないようにしてください。
2.業務内容は明確にする
ライターを採用したばかりのとき、細かいところまで質問されて悩んだことはないでしょうか。
勝手な判断で仕事を進められるよりもいいのですが、ライターからの質問に答えるだけでどんどん時間が過ぎてしまうことも。
そのようなことを防ぐためにも、きちんと業務内容を明確にしておきましょう。
必要に応じて、業務委託契約書を結び、文面に整理して業務内容を共有します。
迷ったとき、業務委託契約書を見れば解決するようにしておけば、ライターからの質問責めを防ぐことが可能です。
もちろんライターとのコミュニケーションを避けるわけではないですが、業務内容を明確にしておけば、最低限のやりとりだけで業務を遂行できます。
3.会社の目標を共有する
ライターと会社は、記事を作成してもらうだけの関係ですが、その先にある会社の目標をライターと共有しておきましょう。
会社としての大きな目標を達成するためには、小さなことをコツコツと確実にこなしていくことが大切です。
その1つにライターが執筆した記事があります。
読者がその記事を読み、満足することで会社のPRにつながり、目標達成に1歩近づきます。
ライターにも会社の一員として関わっていることを意識してもらい、読者のためになる記事を作ってもらえるようにしましょう。
単なる仕事相手ではなく、ともに目標に向かって協力していくビジネスパートナーだと意識して関わることが大切です。
4.作業可能時間や連絡可能時間を把握しておく
会社員には勤務時間がありますが、フリーランスとして働くライターには勤務時間は定められていません。
だからといって、いつ連絡していいわけではありませんし、ライターの都合もあります。
事前にライターの作業可能時間や連絡可能時間を把握しておきましょう。
急な連絡が必要なとき、あらかじめライターのスケジュールを確認しておけば、スムーズなやりとりができます。
とくに休業日などは確認しておきましょう。
5.コミュニケーションツールを決める
会社内のコミュニケーションツールと、ライターが使えるコミュニケーションツールが必ずしも一致するわけではありません。
社内ルールで、ライターとのやりとりにも決められたツールを使わなければならないときは、どうにもできませんが、もし可能であればお互いが使いやすいツールでやりとりをしましょう。
ライターが使いやすいツールの方が執筆作業に集中でき、パフォーマンスも高まります。
コミュニケーションツールとして代表的なものは以下の5種類です。
ツール名 | チャット機能 |
---|---|
Chatwork | ○ |
Slack | ○ |
Microsoft Teams | ○ |
LINE | ○ |
メール | × |
ライターにとって使いやすいコミュニケーションツールを利用しましょう。
6.記事の修正指示は明確にする
ライターから記事を納品されたとき、ミスがあったり、思っていたものと違っていたりする場合もあります。
そのときの修正指示は、「ここを直してください」の方に指摘するだけではなく、「ここを〜〜と直してください」と具体的に指示しましょう。
いくつも同じような修正がある場合は「他の部分も同様に」と付け加えるだけでOKです。
具体的に指示しておけば、「せっかく修正してもらったのに意図していたものと違う」という無駄な修正を防ぐことができます。
全て指示していると大変な場合もあるので、修正例を伝えるだけでもいいかもしれません。
まとめ
ライターも1人の人間です。
雑な扱いをしてしまったら、その扱いを感じとりライターとの仕事は長続きしません。
記事のクオリティもイマイチになってしまうでしょう。
一方で、きちんと対等に関われば、ライターも真摯に向き合ってくれるはずです。
お互い気持ちよく仕事ができるように、ライターとの関わり方も意識していきましょう。